箱根三社参りは箱根神社・九頭龍神社本宮・箱根元宮の三か所を参拝コースです。この三社参りの起源は、平安時代にまで遡ります。

三社全てを参拝することで、「邪気を払い、運気を上げ、そして願いを叶える」とわれています。

さて、箱根3社の巡り方には明確な決まりがありません。そこで今回は、梅雨明けの不安定な天気のため九頭龍神社本宮→箱根元宮→箱根神社の順番にしました。

九頭龍神社の本宮は、芦ノ湖のほとり、森に囲まれた場所にあります。

箱根園にあるザ・プリンス箱根の傍にあるセラピーロードと名付けられた小径を歩き、「箱根九頭龍の森」で入園券を購入します。

湖畔の樹木や緑豊かな自然を感じながら5分程で九頭龍神社が見えてきます。

まず目につくのは湖上の鳥居。箱根神社の平和の鳥居ほど大きくはありませんが、静寂な湖面に建つその姿は息を呑む美しさです。花鳥風月の極みと言える景観です。

本宮はアクセスが悪いため参拝する人が少なく静寂に包まれており、厳かな佇まいです。

九頭龍神社はもともと、箱根神社の境外社として創建されました。芦ノ湖に住む9つの頭を持つ毒龍が嵐を呼び村人を苦しめていたのを高僧「万巻上人」が倒し、改心した毒龍が龍神となったのを祀ったのが始まりとされています。

九頭龍神社本宮へのアクセスは、箱根園から徒歩かモーターボートで行くことができます。歩けば30〜40分ですがボートなら5分で着きます。私はゆっくり探索したいので、いつも歩いていきます。セラピーロード、箱根九頭龍の森に入ると体感温度が低く箱根が避暑地と肌で感じれます。

アクセスの悪い九頭龍神社本宮ですが、箱根神社の隣にある「九頭龍神社新宮」に参拝できるようになっています。