中尊寺には様々な堂塔が境内に建ち並び、当時の規模は寺塔が40、僧の宿舎が300におよんだといいます。

入口から続く、月見坂のかなり急な坂を上りきると道は平らになり、右手に眺望が開けます。東物見台です。

表参道沿いには諸堂が点在しますが、ほとんどが江戸時代中期以降に再建・移築されたものです。最初に弁慶堂があります。

ご本尊は勝軍地蔵。愛宕堂と称していましたが、義経・弁慶の木像を安置し、明治以降は弁慶堂と呼ばれるようになりました。

しばらく行くと地蔵堂、薬師堂があります。　

そして右手に本堂が現れます。

中尊寺というのはこの山全体の総称であり、本堂と17個の支院で構成される一山寺院です。古くから伝わる法要儀式の多くはこの本堂で勤められます。

台風5号上陸前に戻ってきました。