こちらが唐門となります。小石川後楽園を正門から入ると、この唐門が、園内の眺望を遮断して、来園者に期待感を持たせます。

花鳥の彩色彫刻が施された唐門は太平洋戦争の空襲で焼失しましたが4年前に復元されました。

後楽園の名前の由来は、この庭園を完成させた水戸徳川藩二代藩主の光圀が、庭園の設計に大きく寄与した朱瞬水（しゅしゅんすい）の意見を取り入れ、中国の教えである「天下の憂いに先だって憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」から名づけたものです。

岡山の後楽園という名称は、小石川後楽園のあとにつけられたものです。

※岡山後楽園と小石川後楽園はまったく別となります。

日中の著名な名所を縮小して造園した小石川後楽園。過ごしやすい季節、水戸光圀公に思いを馳せて散歩してみるのもよいかと思います。