護良親王は
鎌倉幕府打倒の立役者として活躍し
その功績により1333年に
征夷大将軍に任じられました。しかし足利尊氏との対立から
鎌倉二階堂の東光寺に幽閉の身となり
ます。北条時行が鎌倉を攻めた
中先代の乱で
鎌倉から敗走する
足利直義により暗殺され
、28歳の若さで最期を迎えました。

※前回の杉本城の戦いで北条時行に敗れたのが足利直義です。

ここが鎌倉宮です。

1873年、
鎌倉宮に参拝された明治天皇は
皇居にもどり、自分は周囲の助力により
明治維新を成し遂げることが出来たが、
護良親王の奮闘と最期を思い出す度に
涙を抑えることが出来ないと親王の英姿を広く永く伝えるため、社を創建し自ら社号を鎌倉宮と定めます。
 

本殿の横には、護良親王の忠臣であった村上義光（むらかみよしてる）も祀られております。

足利軍に攻められて敗戦間近のとき、主君である護良親王を逃がすために親王の甲冑を付けてその身代わりとなり、16本の矢を受けた姿で、切腹をして見事な最期を遂げました。そのため撫で身代わり像があります。病気や厄除けの身代わりにご利益があるいわれています。

また、ここで有名なのが御祭神（護良親王）ゆかりの京都より移植された紅天井です。樹齢約150年で、社務所前広場を覆いつくす事から「紅天井」と呼ばれています。

今回の鎌倉は、土曜日でしたので人混みを避けるため金沢街道沿いの名所にしました。鎌倉駅からまっすぐ若宮大路（鶴岡八幡宮の参道）を超えて裏路地から金沢街道に出ると休日でも人が少なく落ち着いて鎌倉を散策できます。