箱館奉行所が五稜郭へ移転してから、わずか4年で大政奉還により、蝦夷地を新政権に引き継ぎます。奉行所と五稜郭を明け渡すことになります。

しかしながら、ここは半年後に箱館戦争の舞台となるのです。

幕末から明治にかけて、旧幕府軍と明治新政府軍の間で起こった日本史上最大の内戦。その最後を締めくくった戦いが「五稜郭の戦い」別名「箱館戦争」です。

写真は、四の間、三の間、二の間、一の間の三の間です。全て合わせると72畳もあり、当時は奉行の執務室だったそうです。

当時の木材や工法など古建築技術や資料に基づき、当時のまま復元されており、その技法を一目見ようと世界各地から建築家も訪れます。