【開催レポート】Night Library ～本とビールと幅さんと～

皆さまこんにちは！たまがわLOOPオンライン運営事務局です。

本館1F ｢GRAND PATIO Library ＆ Art｣では、ブックディレクター幅允孝さんの選書による書籍をお楽しみいただくことができますが、8月1日(木)からは新しい選書テーマ｢みんなでMANGAを語ろう｣の本の展示が始まります。（詳しくはこちら）

これに先駆け、普段⼊ることのできない閉店後のグランパティオで、幅さんのトークイベントが開催されました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました！

当日の様子を、たまがわLOOPオンラインの皆さまにもお届けします。↓↓↓

会場は、本館1F GRAND PATIO Library ＆ Art。
こちらのライブラリーの選書を手掛けるブックディレクター幅允孝さんをゲストにお招きして、8月1日(木)からの展示テーマ｢みんなでMANGAを語ろう｣についてお話しいただきました。

昼間とは少し違う、落ち着いた光に包まれた、夜のライブラリー。
ちょっとソワソワしながら待っていると、幅さんの柔らかな語り口とともにトークショーがスタート。

｢本好きの大人のためのイベント｣ということで、今夜はお供にビールもスタンバイ😋

｢1970年代｣、｢80年代以降｣、｢2000年代｣と、時代を追いながらお話しいただいたのですが、幅さんの独特な視点で紹介する多彩な時代、ジャンルの作品に込められた作者の想い、社会のムードを知ると、なんだか心がざわざわしたり、じんわりしたり、考えさせられたり。

｢MANGAは、1回読んで終わりではありません。
その時どんな自分なのかによって解釈も変わるし、思い入れをもつキャラクターも変わります｣

そんな幅さんの言葉も印象的で、その夜、自宅の本棚の懐かしい一冊を開いてみたのですが、たしかに当時とはものの見方が変わっている自分がいて、ハッとさせられました。

トークショーの最後の質疑応答では、事前にたまがわLOOPオンラインの皆さまからいただいていた質問にも回答いただきました。

●Smileyさまからのご質問：
｢選書には、展示テーマに合わせて“新たに”探し、出会った本も含まれていますか？｣
― ｢これまで読んできた本に加えて、最近読んでワクワクした本も合わせて、本を展示する空間の特徴や、そこにいらっしゃる方々のことを想像しながら選書しています。ちなみにグランパティオは本棚の高さがあるので、画集なども選書に加えることが多いですね｣

●⾹⼦さまからのご質問：
｢年代によって好きなジャンルは変わりましたか？｣
― ｢母親の影響もあり、中高時代は日本文学を好んで読んでいました。大学に入ってから法学の本に触れるようになり、そこから数学、自然科学、美術、建築デザインと、本が“結び目”となって、さまざまなジャンルへと数珠繋ぎに世界を広げてくれたように思います｣