NHK大河ドラマ「光る君へ」で9月8日に放送された第34回「目覚め」の見せ場となった「曲水の宴」

「曲水の宴」は水の流れのある庭園などで詩歌をつくり、水鳥の形を模した羽觴（うしょう）に乗った盃を巡らす宴で、

劇中では藤原道長が中宮彰子の懐妊を祈念して桃の節句に主催しました。

素晴らしいシーンでした。

実は、このシーンはスタジオに川（遣水やりみず）を流し平安の世界を再現したそうです。遣水のセットは、実験・検証を何度も繰り返し組まれて造園スタッフが石や草などをあしらい、あたかも川の縁（へり）のように仕上げています。

酒が注がれた盃を載せて、遣水の流れてくる羽觴のデザインは、鴨川にあやかって鴨をモチーフとしたそうです。

このシーンの現場では想定外の出来事が次々と発生するなどスタッフたちは知恵を絞り、前例のない挑戦に立ち向かっていくドキュメンタリーが放映されるそうです。

100カメ 大河ドラマ「光る君へ」 平安の雅を生み出す舞台裏 

NHK総合 2024年9月12日（木）19:30～20:15

曲水の宴・遣水は、以前「世界遺産　毛越寺」で触れました。写真は毛越寺の遣水です。

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