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ティム
2026/06/07 00:46

聞香の世界

平安時代の貴族は、自ら香原料を調合して、自分だけの香りを創っていました。薫物(たきもの)を部屋や衣裳にたき込めて、香りで自身を表現したといいます。当時は香り一つで誰かが分かったほどです。魅力的な香りの世界には、じつに様々な楽しみ方があります。そのうちの一つが聞香(もんこう)と呼ばれるものです。

聞香は香りを聞くと記載します。聞くという言葉には、理解するという意味もあります。単に、匂いを嗅ぐのではなく、聞くように心を傾けて香りと対話していくことです。

香は鑑真(がんじん)によって煉香(ねりこう)が伝えられ、平安時代には薫物(たきもの)として貴族の間で流行します。煉香とは、粉末にした香木や天然香原料を調合し、蜜や梅肉で練り合わせたものでした。その後、室町時代には、武士の間で香木(こうぼく)が好まれ香の主流となっていきます。

香木とは樹木より採れる香料全般のことをいいます。香木には、伽羅(きゃら)・沈香(じんこう)・白檀(びゃくだん)という種類があります。線香を選ぶ際に見たことがあるかと思います。沈香とは、樹木の中で樹脂が長い年月をかけて熟成され、良質の香材となったも指します。木そのものが香りを放つのではなく、熱すると樹木の中の樹脂が香気を放つといいます。伽羅は沈香の中の最上品のことです。産出量が僅かであるため、昔は金と等しいほどの価値を持ったとされ、現代でも専門店でないと扱っていません。


聞香について、少し説明します。聞香で必要なのは、香木と香りを出すために熱を加えるための香炉(こうろ)です。香炉に香炉灰を入れ、炭団(たどん)に火をつけます。火を熾(おこ)した炭団を、香炉の中央に埋め込みます。焼香をイメージしていただけたらと思います。

そこに香木を乗せます。上客から香炉が回ります。まず右手で持って、左手に香炉をのせてしっかりと持ちます。反時計まわりにまわします。茶道と同じで、香炉の正面を自分から遠ざけます。右手で上を覆い、一瞬香りをためてから深呼吸のように香りを聞き分け(3回)、次の人へ渡します。

すべての人に香炉が回り終わってから、ルールに従い、自分の答(香の種類)を書いて提出します。

単純に一つの香を聞き分けるものと、組香といわれる数種類の香木の香りを焚き分け、その異同や組み合わせを当てる香道の代表的な遊びがあります。←これが奥深いのです💦

香十 銀座本店

香道は奥が深いので、ワークショップ的なものから体験するといいとおもいます。

先日、香十 銀座本店で香をいただいたのですが、気に入ったので贈答用に再訪して、また香の世界のお話を聞かせていただきました。




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2 件の返信 (新着順)
オコ
2026/06/08 14:29

素敵な世界が広がりそう。
機会がありましたら銀座のお店に行ってみたいと思いました。
情報有難うございます。

ムムムノム
2026/06/08 13:37

素敵な世界ですね。
たまにお香を玄関に焚いたりしますが、もっぱら匂い取りで味気ないですね。
ゆっくり楽しみたいと思います。
以前蘭奢待の話をテレビで見て凄い!と感動したものでした。