厳島神社 本社
厳島神社の本社は、本殿、幣殿、拝殿、祓殿、高舞台、平舞台で構成され、これらは本殿から海上の大鳥居まで一直線の軸上に並ぶように置かれています。
「本社本殿・弊殿・拝殿」・「本社祓殿(はらえどの)」・「摂社客神社本殿・弊殿・拝殿」・「摂社祓殿」・「東回廊」・「西回廊」の計6棟が国宝に指定され、14棟が国の重要文化財に指定されています。
ちなみに国宝建造物を持つ神社は全国でわずか36ヶ所しかありません。
全国に約500社ある厳島神社の総本社とされており、世界文化遺産にも登録されています。
本殿の御祭神は宗像三女神です。
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
田心姫命(たごりひめのみこと)
湍津姫命(たぎつひめのみこと)
江島神社と同じく日本三大弁財天の一つです。

今回は昇殿祈祷のため拝殿に上がらせていただきました。祈祷は私たちだけでした。拝殿に座ると一般参拝の方に背を向け座ることになります。後ろから賽銭・柏手が聞こえますが、以外と人々の願いも聞こえてくるので、神様に届いてるものだなぁと感じました。
(写真の左側が賽銭箱で拝殿の畳部分に正座してご祈祷を受ける感じです)

厳島神社の舞楽は、平安時代末期、平清盛が四天王寺から伝えたものといわれます。日本の舞楽は、左舞(さまい)と右舞(うまい)という左右の舞があります。舞楽はインドで発祥し、中国や朝鮮半島を経由して日本に入ったためですが、注目は中国系と、朝鮮系の違いです。
中国系の楽舞が源流ですが、こちらは左方の舞として左舞、朝鮮半島経由は右方の舞で右舞です。また装束の色も、左舞の舞人は赤系統を、右舞の舞人は緑青系統の装束を着ます。
厳島神社では左舞、右舞両方演じられます。
舞楽が演じられる高舞台は、四天王寺の石舞台・住吉大社の石舞台と共に日本三舞台といわれています。

厳島神社の能舞台は、日本で唯一、海上に建設されているため、共鳴用の甕が使えない代わりに、床板が一体化しており、足拍子の響きが直接伝わるよう工夫されています。また、本物の水が直接舞台の機能を果たす「白洲」の役割を持ち、周辺の景観や風、水音などの自然要素が全て舞台の一部となります。海上に建つ能舞台ならではの大きな特徴です。
通常の能舞台にある白洲(はくす)と呼ばれる照り返し部分が、厳島神社では本物の水面がその役割を果たします。
また、この能舞台は、潮の満ち引きという大自然の壮大な演出があります。
薪能としては厳島神社観月能(広島県廿日市市)、中尊寺薪能(岩手県平泉町)、京都薪能(京都市)が有名です。一度行ってみたいものです。
いつもながら厳島神社だけで3時間以上滞在していたようです。
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投稿を表示ご堪能なされたご様子👏👏👏🙏
大自然の壮大な演出✨
本物の水が直接舞台の機能を果たす
海上に建つ素晴らしい能舞台✨
世界に誇れる💖
世界の方々の興味津々の的なんですね👍
今回も立派にその時折に合わせた
ティムちゃんご兄弟のお召し物に^_^
👏👏👏👍