日本を遊ぶ 〜東をどり〜
東をどり(あずまおどり)は、今年5月で100回目の開催を迎えます。東京を代表する花柳界のひとつ、新橋の芸者衆による舞踊公演です。
日々、一見(いちげん)さんお断りの料亭でお客さまをもてなし、歌に踊りといった芸を披露しています。限られた人にだけに扉を開いてきたお座敷文化が、東をどりの期間だけ、普段「一見お断り」される文化を常連やその招待がない一般人も、酒と肴を味わいながら鑑賞できます。
東京の花街にも、京都の花街にあるような立派な歌舞練場(かぶれんじょう)をという人々の思いから、花街新橋のために、新橋演舞場は建てられました。そのグランドオープンを飾ったのが、第一回「東をどり」でした。
全国には様々な花街があり、それぞれに特色がありますが、新橋は「芸の新橋」と称されるほど、芸の研鑽に力を入れています。新橋芸者の踊りは、日ごろから花柳流、西川流、尾上流の家元が、直接指導を行っているほどです。
芸者を抱え、育成するのが「置屋(おきや)」で、「置屋」が組織した組合が「見番(けんばん)」です。「料亭」は、お客さまのリクエストに応じて、「見番」に芸者の派遣を依頼します。その依頼に応じて「見番」は、芸者を「料亭」へ派遣します。芸者さんを繋ぐコミュニティーと、その土地を「花街」と言います。
さて内容ですが序幕では、ご祝儀物の古典舞踊「青海波」(せいがいはか)と「百年三番叟」(ももとせさんばそう)が日替わりで上演されます。
二幕目では、全国各地19の花街から、日替わりで芸者衆が応援に駆けつけます。100回目の公演ということもあり、全国の花街より集まったようです。
25日は、博多・宮川町・新潟でした。
三幕目「お好み」は、毎回趣向が凝らされるメドレー形式の小曲集ですね。今年は「橋」をテーマに、尾上菊之丞さんが振付をされました。

東をどりの楽しみは、普段は観れない歌や踊りもありますが、幕間の楽しみです。
並ばす確実なのは松花堂弁当です。
𠮷兆の初代が創った松花堂、ここでは東京𠮷兆主人の献立を、東京𠮷兆、新喜楽、金田中、米村の各料亭が個性豊かにつくります。「東をどり」だけの名物です。
こちらよりも魅力的なのは当日に発売されるメニューです。旨酒と旨肴です。
料亭と酒蔵には特別な関係があります。各料亭が秘蔵の銘酒を持ち寄ります。(桝を500円で購入して、好きな銘柄を入れていただきます)私は黒龍にしたので桝+黒龍500円)で1.000円払い、お代わりは桝を持っていけば500円です。
また旨酒に相応しき酒肴こそ料亭です。日本酒やビールに合わせて料亭ならではの酒肴がおつまみ形式で用意されてます。人気は六軒の料亭玉子焼きの食べ比べです(1.000円)これらは席に持ち込めます。
歌や踊りを観ながらというのは流石にできないですが演目の間には席で楽しめます。
百回記念公演 第100回東をどり 概要
会場:新橋演舞場
日程:令和7年5月21日(水)~27日(火)7日間 全14公演
昼の回 12:30開演―14:10終演
夕の回 16:00開演―17:40終演
下記は引用ですが、この言葉がすべてなんだろうと思いました。
料亭の建築はたとえ鉄筋コンクリートでも、書院造りや数寄屋造りと云う日本に伝わる建築様式。そこを飾る室礼は伝わる工芸の品。焚くお香に部屋の床には季節を少し先取る花を活け、掛けるお軸は岩絵の具で描く日本の画。料理は個性を競っても日本料理、盛る漆器と陶磁器も伝わる文化。ここに芸者衆の唄と踊り、国の音楽と舞踊を加えます。伝わる文化の入口すべて、料亭にあります。綺麗、美味しい、楽しい、日本の綺麗が集う公演に日本の素敵を、力合わせてお伝えします。日本を遊びながら素敵を感じてもらうよう準備を整えて、お待ち申し上げます。
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投稿を表示「芸の新橋」懐かしい響きです
音大在学中アルバイトで
元新橋の芸妓さんでらした
お祖母様にピアノをレッスンに
伺っていた事があります
お三味や芸事の研鑽のお大変なお話しを逆に詳しく伺った記憶が蘇りました😅
「東をどり」に関連した詳しきご内容
のお伝え✨楽しく拝読させて
頂きました🙏🙏🙏
ティムちゃん記念の手拭いゲット👏👍
黒龍✨頂けるお店では楽しんでいたお酒好きの父の銘柄…懐かしい…🙏
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投稿を表示東をどり、いよいよ始まっていたんですね👘
毎朝歌舞伎座のエスカレーターを上がりながら、
綺麗な御姐さま方のポスターに見入ってました💖
全国からお見えになって、すごい賑わいのようですね!
一瞬、時代を超越したような気分を味わえそうですね😍😍
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投稿を表示私、火曜日に参ります✌️
京都の花街の芸妓さんも魅力ですが、以前お会いした葭町のお姐さんの踊りが観たかったので😊 まだまだ現役なお姐さんを見て元気をいただいてきます。3階席なので手拭いは降ってきませんけどね〜💦
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投稿を表示今日は貴重な天赦日でしたので、芸能に触れようと思いました。
最後の演者さんの「手ぬぐい撒き」で見事にキャッチできましたよ。
手ぬぐいは「(手を)拭う」=「ふく」から「ふく(福)を撒く」ということなので、別名「福撒き」だそうです。
軽い手拭いを撒くため、錘代わりに包まれた中身はお茶漬け海苔でした。
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投稿を表示東をどり…日本の文化
新橋花柳界(大正時代から)
詳細拝読しております♡
いつも有難うございます。
母方親戚関連で都をどり
京をどり(花街)の記憶ウッスラ
お皿を見た記憶も…。