現代美術の村上隆の大規模な個展が、開館90周年を迎える京都市京セラ美術館で開催しています。村上隆の展覧会は国内で8年ぶり、東京以外では、初めての大規模展となり、なんと京都以外では開催しないのです。

江戸時代に京都を中心に活躍した絵師たちの代表作を日本画を専攻していた村上隆が独自に解釈、再構築した新作や初公開作品を多数展示しています。

京都のさまざまなシーンが描かれた岩佐又兵衛の洛中洛外図屏風を引用し、全長13mにもおよぶ現代の「洛中洛外図」や、俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一らによって100年おきに模写されてきました「風神雷神図」を村上隆タッチで描いた作品など、京都を主題とする文学作品などから着想して描きおろした数々が観れるのです。

とても行きたかったのですが、都合がつかず公式図録だけで世界観を楽しみます。

9月1日まで京都市京セラ美術館新館東山キューブで開催しています。