ひさかたの 光のどけき 春の日に
静心(しづごころ)なく 花の散るらむ
柔らかな春の日差しの中を、桜の花びらが散っていく。こんなにのどかな春の一日なのに、花びらはどうしてこんなにあわただしく散っていくのか、静める心はないのか、という歌です。とても日本的で美しい情景が目に浮かぶようです。
東京の桜(ソメイヨシノ)は、3月28日に満開を迎えました。平年より5日早く、穏やかな気候で開花から9日間で満開を迎えました。この週末は天気にも恵まれてお花見に出掛けられた方も多いようです。
冒頭の歌は、紀友則(きのとものり)のもので、平安時代を代表する歌人のひとりです。三十六歌仙(さんじゅうろっかせん)にも選出された人物です。この歌は小倉百人一首の第三十三番歌で聞いたことのある方も多いと思います。紀友則は土佐日記の紀貫之(きのつらゆき)の従兄弟にあたります。官人としては遅咲きだったとされる紀友則は、40歳を過ぎた頃にはじめて官職につきます。
当時、左大臣であった藤原時平(ふじわらのときひら)が年齢をたずねると、紀友則は四十余(よそじあまり)と答えます。これに驚いた時平は、「今までに などかは花の 咲かずして 四十年(よそとせ)あまり 年ぎりはする」という歌を詠みます。これは、40歳を過ぎるまでにどうして官職にも就かず、出世することもなかったのかと、紀友則に問いかけたのです。
これに対して紀友則は、「はるばるの かずは忘れず ありながら 花咲かぬ木を なににうへけむ」と返答します。春は毎年かならず訪れるが、自分のように花が咲かない木をどうして植えたのかという意味です。
このやりとりによって紀友則の境涯を知った藤原時平が、才能にふさわしい官職を与えたと伝えられています。
開花しない自身の歌を詠んだ事によって、紀友則の才能は大きく開花していくのです。
蕾がほころぶ頃から散り始めまで毎日違う表情を見せてくれる桜。いまからおよそ1.300年前に詠まれた名歌に思いを馳せた一日でした。

砧公園の桜は、戦後植えられたソメイヨシノが樹齢60〜70年を超え、老朽化による腐朽が進んでいます。2026年3月には倒木事故が相次いだため、大きな桜はテープで囲われています。
桜は少し離れて観る方がが良いものです。
蕾がほころぶとき
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投稿を表示ティムさま☺️
砧公園の桜🌸美事です🌸
樹齢、60〜70年も楽しませてくれてくれるってすごい😍👍
ティムさんの投稿に癒されます☺️🫶💕
桜の木も倒れるというニュースも見ましたが、いったい、どのくらい元気で咲いてくれるのか?🤔
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投稿を表示ティムちゃん‼️
『蕾がほころぶとき』2年前はこの時期にまだ咲いていなかったんだね🌸コメントしてたね、在原業平、懐かしい😍
キティちゃんのジェラピケ、2人とも似合ってる👍
Timさん
2年前からさらに温暖化も進み今年はこの時期に満開ですね🌸🌸1,300年前、想像もつかない時代から桜は人々のこころを魅了し詠まれてきたと思うと感慨深い思いです。紀友則、紀貫之の従兄弟なんですね。
砧公園の桜は老朽化してきて枝がしな垂れてきていますよね、子供たちが自分の背丈より下に咲いている桜を愛おしそうに見つめている姿が可愛いかったです。明日からの雨で散らないで欲しいと祈るばかりです🙏
🐰🌸🌸✨✨
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投稿を表示はるか昔から心に浮かぶ歌です
砧公園の大木の支え以前訪れた時にも気になっていました
この後の藤も素晴らしいですね
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投稿を表示蕾がほころぶとき💕
最後まで拝読させていただき🙏
この一文が✨心に響きました💖🙏
ステキ💓な一枚一枚のお写真に
感動のお言葉が添えられ✨👏👏
美しい🌸を拝見しながら
楽しませていただきました🙏
✨ひさかなの〜 母の好きな💕
フレーズで…私が一番最初に覚えた
百人一首✨静心なく花の散るらむ…
💖…大好きです🤗🙏
ティムちゃん達の🩷キティが
可愛い💕お似合いです✌️
🙏