ティム
2024/06/05 02:30
兼六園
洛陽名園記という名園を紹介する中国の書物で、「庭園は優れた6つの景観を兼ね備えることはできないが、湖園という庭園だけは、この6つを兼ね備えている」といった記述があり、兼六園も湖園に見劣らず完璧であったためその名がつけられました。
宏大(こうだい)幽邃(ゆうすい)人力(じんりょく)蒼古(そうこ)水泉(すいせん)眺望(ちょうぼう)の6つを総称して「六勝」といいます。
これらは相反する景観であることから、6つ全てを1つの庭園の中で実現することは至難の技だとされています。
わかりにくいですよね。でもこれをちゃんと理解してみないと兼六園という庭園は(ふ〜ん)というように見過ごしてしまいます。
「宏大」とは広く大きいことですよね。それに対し「幽邃」とは静かで奥ゆかしいことです。開放的な広大な場所に、穏やかで上品な空間を演出するのはとても難しいことです。
また人の手が加わった人工的な美しさを指す「人力」と、古き良き趣があることを指す「蒼古」も相反する意味を持つ言葉です。
長い年月をかけて生まれた自然の美しさは、人の手が加わることで損なわれてしまいます。
同じように、池や小川などの水辺のことを指す「水泉」と遠くまで眺めることができて見晴らしが良いことを指す「眺望」も共存することは難しく、低いところにある池や小川を多くすると必然的に見晴らしが悪くなってしまいます。
このように、6つの景観はそれぞれ対立していて、どちらかを実現しようとすると片方が損なわれてしまうことになります。
しかし、兼六園は1つの庭園の中にこれら6つの景観を全て取り入れ、相反する要素を調和させることで対照の美を演出することに成功しました。
不可能を可能にした庭園なのです。
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投稿を表示六つの要素を兼ね備えている、ということなのですね。なるほど💡
金沢まで行って兼六園を観る時間がなかったのですが、いつか訪れる時の予習になります!
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投稿を表示兼六園、奥深いですね
学ばせていただきました😊
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投稿を表示ティムちゃん‼️
不可能を可能に、ってそう言う事なんだね‼️
本当に勉強になるね📖メモメモ📝
私もふーんと訪れただけなので、兼六園が6つ全ての景観を取り入れているんだと知って
再度、訪れてみたいと思ったよ☺️☺️
ありがとうね💕
🐰😊
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投稿を表示有難うございます🤗
大変理解し易く、納得のゆくご説明に…
「ふ〜ん…🤔」だった私も……
なるほど〜👏👏🧐🙏🙇♀️👍です…
だから✨✨✨
不可能を可能にした〜👏👏👏💖
素晴らしいですね✨🤗兼六園✨✨
お名前にも〜✨なるほど👏🙏
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