ティム
2024/06/29 02:31
画狂人葛飾北斎の美術館 ②
北斎専門の美術館は日本に2館しかありません。北斎館とすみだ北斎美術館です。北斎館は晩年の作品を中心に展示されているのが特徴です。
一点物の大変貴重な肉筆掛軸を多数所蔵・展示しており、北斎最後の作品と考えられている「富士越龍」は必見です。
北斎がその生涯の中で繰り返し描いてきた富士山の向こう側には、黒い煙のような雲。その雲の中を、龍が天に昇っていこうとしています。
晩年、北斎は落款に年齢を書き加えるようになります。嘉永2年(1849年)、90歳、亡くなる年の正月の書き初めで描いたものです。
天に昇る龍は、辰年の自身を象徴しており、さらなる高みの境地へ決意をした北斎の絶筆とされています。
同年春、病床に伏した北斎は次の言葉を残して他界します。
「天我をして5年の命を保たしめば、真正の画工となるを得べし」
(天が私の命をあと5年保ってくれたら、私は真の画家になれただろうに)
命尽きるその時まで、北斎はまさに画狂人であったのです。
北斎館クライマックスは、長野県宝に指定されている東町祭屋台と上町祭屋台を紹介いたします。
画狂人葛飾北斎の美術館 ③へつづく
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投稿を表示ティムちゃん‼️
知れば知るほど、北斎は凄い画狂人
だったんだね👀
晩年になっても、なお高みを目指していて。。私も富士越龍が目に止まったよ💕ありがとうね🙂次も楽しみ😊
🐰🗻🐉
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投稿を表示お写真の「富士越龍」に見入ってしまいました。鋭い富士山、鬼気迫るような黒い龍。北斎の、自分の肉体的な限界を悟りながら絵の真髄に更に近づきたいという気迫、叫びを感じた気がしました。
やはり絶筆の作品、龍は自身の投影だったのですね。
いつか実物を鑑賞したいなと思います。
素敵なご紹介ありがとうございます。
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投稿を表示🙏有難うございます
あ〜💓楽しかった…🙏
何だか北斎様のお声が聞こえてきたかのように…👏👏
90歳にして〜「富士越龍」の力作✨
やはり画狂人と伝えられるだけの
鬼才の持ち主でらしたのですね👏🙏
「天我をして〜」の最後のお言葉
病床に…ですよね…🙏
凄すぎます✨
ティム様の✨
美術館③につづく〜が…
待ち遠しくなりました🙏👏👏🤗💓