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ティム
2025/01/14 22:40

上社前宮

諏訪大社は上社に前宮・本宮、下社に春宮・秋宮の4社あります。いずれも自然そのものが御神体で上社は諏訪湖の南側に位置する守屋山(もりやさん)を神体山に、下社の春宮は杉、秋宮はイチイの木を神木としています。

伊勢神宮とは違い参拝する順番は特にありません。

諏訪大社の他の三社には本殿がありません。本殿を有する前宮から巡っていきます。

前宮は茅野の諏訪湖の南側の日当たりのよい高台にあり、清らな水が得られる場所です。祭神である建御名方神が最初に居を構えた、諏訪信仰発祥の地としても有名で、最近はアニメーションの舞台にもなり聖地を巡る方も多いそうです(鎌倉時代から室町時代の日本を舞台にしたアニメーション「逃げ上手の若君」に主人公の北条時行が神官・諏訪頼重によって救い出され匿われた地が上社前宮)

鳥居を過ぎると、左手には「十間廊(じっけんろう)」があります。

4月15日の御頭祭には、かつては鹿の頭75頭や山海の幸が積み上げられましたが、現在は本物は使用してませんが、5頭分の鹿の頭の剥製を供える縮小バージョンの祭が行われています。

本来の御頭祭は、祭では選ばれた諏訪明神の代役となる6人の子供が、神の依代となる木や石を回り、精霊「ミシャグチ」を地上に降ろしたそうです。

ミシャグチは建御名方神が諏訪明神となる以前の諏訪の神とされるミシャグチ神です。伝承では蛇神であるともいわれていますが、謎の神です。


建御名方神(タケミナカタノカミ)という神名は、中世になってもまったく諏訪地方祭祀の祝詞にも登場してこず、諏訪明神の呼び名は、一般的には「諏訪明神」「お諏訪様」でした。そのため古事記の神話は諏訪地方では長く知られておらず、諏訪上社においてはずっと変わらず諏訪明神=ミシャグチ神として捉えられていたようです。


また前宮は諏訪四社の中でも建立されている御柱を4本とも見ることができる唯一のお宮でもあります。他の3社では三と四の柱は通常人が入れない位置にあるため近くで見ることができません。

 

本宮もいいのですが、前宮の厳かな感じはとても神秘的です。

上社本宮に行ってみましょう。

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2 件の返信 (新着順)
ミーママ
2025/01/15 18:03

ティムちゃん‼️
諏訪大社の詳しい説明ありがとう☺️
お参りの順番はないんだね、4社を同じ日で参拝するのは大変なのかな。
先ずは上社本宮⛩️
案内、宜しくお願いします🤲
  
     🐰⛩️

MNnikotama
2025/01/14 23:57

諏訪神社✨4社が同じように
あるわけでは…ないのですね🙏👏👏
蛇神様まで…✨👍今年らしく🙏
神秘的で厳かな⛩️前宮にて御柱4本✨
見てみたいですね…👍🙏