十干十二支や二十四節気、七十二侯など興味ない方は飛ばしてくださいね。
二十四節気はいよいよ冬至を迎えます。
冬至七十二候の初候は乃東生(なつかれくさしょうず)で、12月22〜26日にあたります。
夏になると枯れる靭草(うつぼぐさ)の芽が出る頃です。積雪の中、靫草が芽を出そうとします。
乃東は夏枯草(かこそう)と呼ばれる薬草で、枯れて茶色くなった穂が靭(うつぼ)に似ていることから靭草と呼ばれています。
さて冬至についてお話します。
12月22日の冬至は、太陽が最も低い位置にあり、1年で最も夜が長く、昼が短い日です。太陽の力が一番弱まる日ですが、翌日からは強まっていくため、人々にも精気が戻り、運が向いてくるといわれています。
冬至を境に太陽が生まれ変わり、全ての命がこの時から動き始めるという考えから、昔は冬至を1年の始まりとする考え方もありました。
一陽来復(いちようらいふく)とも呼ばれており、悪い運が終わり、幸運に向かう始まりの日でもあると考えられています。
そのため、この日に大掃除をすると、せっかく舞い込んできた良い運気を掃き出してしまうといわれるので年末の大掃除は避けた方がいいといわれます。
柚子湯に入る風習で知られる冬至です。スーパーマーケットに行かれる方はお気付きでしょうが、先週あたりから柚子が並んできたと思います。
柚子と一緒にお湯に浸かることで、寒さが厳しい時期に体を温め、健やかに過ごすという人々の願いが込められています。
柚子の強い香りには邪気を払う力があると信じられており、身を清めるための大切な儀式でもありました。
この風習には言葉の縁起担ぎもあります。冬至(とうじ)と湯治(とうじ)、柚子(ゆず)と融通(ゆうずう)をかけて、病気にならず、物事が円滑に進むようにと願う意味も込められています。
また、冬至には運を呼び込むとされる「ん」のつく食べ物を食べる習慣があります。
特に「ん」が名前に2つ含まれる食材は運盛りと呼ばれ、縁起が良いとされています。代表的な冬至の七種(ななくさ)があります。
かぼちゃ(なんきん)、にんじん、れんこん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うんどん(うどん)です。
この中でも、特にかぼちゃは冬至かぼちゃとしてよく知られています。他の食材が不足しがちな冬に、保存がきいて栄養をしっかり摂れるかぼちゃは、昔の人々が寒い冬を乗り切るための貴重な食材でした。
柚子湯や冬至かぼちゃなどで体をいたわり、エネルギーを蓄え、心身を整える日にしてみてはいかがでしょうか。冬至の風習を大切に、気持ちよく新年を迎える準備をしてみてください。
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投稿を表示ティムさま
こんにちは😀
明日は冬至ですね〜!
なるほど、大掃除に向かない日とは知りませんでした😅
このところ大掃除モードになってましたが、明日はストップします🫡
冬至の七種も教えていただき、ありがとうございます。
「ん」のつく食べものと柚子湯でエネルギーを蓄えて、新年を健やかに迎えたいですね🐎🎍🌅