武蔵一ノ宮 氷川神社 ②
氷川神社の摂社に「門客人(もんきゃくじん)神社」があります。現在の氷川神社社殿の東隣(向かって右側)に鎮座しています。元々は「荒脛巾(あらはばき)神社」と呼ばれていました。
アラハバキが「客人神」として祀られています。このアラハバキ社は氷川神社の地主神であります。
当時の荒脛巾神社(門客人神社)は、現在のように小さな境内社ではなかったのです。
異国からきた神様や主祭神ではない神様は神社境内で、客人神(門客神)となっている例が多く元々は主神だったのが、客人(まれびと、まろうど)の神に主客転倒したものと言われています。
明治初頭、新政府は神道を頂点とした宗教再編を行うため、神仏分離政策を打ち出しました。
このタイミングで社名変更を余儀なくされた神社が山ほど存在します。併せて、神社側は、祭神を記紀に書かれた神々に忖度、変更します。氷川神社も、このとき摂社の祭神をアラハバキから足摩乳(アシナヅチ)・手摩乳(テナヅチ)(これは稲田姫命の親神)へと変えました。
アラハバキ神は日本神話に出てきません。また蛇神であります。武蔵一ノ宮となると、主祭神が蛇神というのは説明がつかず記紀にでてくる神様に置き換えたようです。
つまり本来、信仰していた地主神を摂社にして祀り本殿には、記紀に出てくる神様を祀るようにしたのです。

氷川神社の境内に蛇の池という禁足地があり最強のパワースポットと言われるところがあります。なぜここが一番のパワースポットと言われるかはもうおわかりかと思います。
蛇の池は、以前は一般の人は立ち入ることができませんでしたが、現在は道ができ、写真のすぐ近くまで行くことができますので、パワーをいただきたい人はぜひ訪れてみては。
清水が湧き出ており、その水は大宮氷川神社を象徴する神池に注いでいます。
現在祀られている神々が何故出雲系の神々なのか。については、武蔵国造一族が、未開であり湿地帯であったこの地にきて、開墾し稲作を発展してきました。そのため氷川神社本殿には、地主神ではなく、出雲の神々を主祭神としているのです。
信仰の対象は違えど、この地の五穀豊穣を願った神様には変わりなく、それだけ歴史も深い神社といえます。
深掘りしたい方は調べてみたら面白いと思います。諸説ある話が多岐にわたり、考察部分が多くなるようですが。
諏訪大社も同じく、ミシャグチ神と建御名方神(タケミナカタノカミ)というようになってましたね。
https://tamagawa-loop.coorum.jp/announcements/x9lscvrgzsdbkxtj
大宮氷川神社に参拝に行かれた時は、摂社「門客人神社」も合わせて参拝されたらいいかと思います。
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投稿を表示私も先日しばらくぶりに行ってまいりました!
特に神池に浮かぶ宗像神社の風が爽やかに吹き抜ける感じが大好きです😊
諏訪の神話も興味深いですが氷川神社とアラハバキもすごいですね🤔
都内の氷川神社の境内に櫛稲田姫の親神がひっそりと祀られているのも元々はアラハバキを祀っていた名残なのでしょうか🤔
(新しい勢力がくると土着の信仰は…😅)
いつも素晴らしい投稿をありがとうございます🙏😌✨
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投稿を表示氷川神社①、②と
内容深く有難うございました🙏
パワースポットに✨パワー頂きに行きたいです🙏💖