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ティム
2024/11/23 16:06

新酒

今日はボジョレーヌーボーのお話。

アルコール消費量の減少、酒種の嗜好変化に伴い、落ち込みの歯止めが効かないワイン業界ですが、この時だけは少しだけ消費があがります。かつては、解禁日には大騒ぎになっていましたが、今では想像もつかない出来事となりました。

ワインの新酒は、その年収穫したブドウで作り、かつ熟成期間が6週間ととっても短いものをいいます。

ワインはそもそも長期間熟成させることで、おいしくなるお酒ですから、そのワインをほぼ熟成期間無しにしたものが、ボジョレーヌーボーになります。

つまり、未完成のワインであり本来の味と違うのは当然ですから、ワインを味わうために飲むものではありません。

ボジョレーヌーボーを飲むのは、その年のブドウの出来を確かめるためなのです。

味は別物として新しくできた実りをいただけるのはとてもうれしく有難いものです。

どうしてもコストパフォーマンスに弱点があります。

船便でワインを運ぶと、フランスから日本まで6~8週間ほどかかりますが、1本あたりの輸送コストは僅か数十円です。

一方、航空便で運べば輸送期間は1日だけなので遥かに早いですが、コストは船便の何倍もかかります。

1本あたり数百円~数千円になることもあります。解禁日に店頭に並んでいなければならないものですからボジョレーヌーボーは航空便を使わなくてはならないワインなのです。

 

マーケティング業界にいて、流通に詳しくて、コスト構造をわかっていても毎年、ボージョレヌーボーを解禁日に買いに行く。

そんな魔法の言葉「新酒」のお話でした。

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2 件の返信 (新着順)
j ill-mam
2024/11/26 10:56

なんとも面白い画像・・・
ほんと、よく見るとワインが😀
確かに最近は、ボジョレーヌーボー解禁日にも関心が薄れてきた感じ
ワインも好きな私ですが、中々楽しめないかなぁ
このところ、地酒ブームに押されてそうですね。。

MNnikotama
2024/11/23 21:49

二女は今年も又、解禁と騒いでいましたから…😅🍷💦
流通にお詳しく素晴らしいですね👏🙏
この後は蔵元にて「新酒」✨👍と
楽しむ🍶季節ですし…💦😅

ティムちゃん達の枕元の
ワイン🍷がオシャレ〜💕