神奈川沖浪裏(冨嶽三十六景 )
2023年3月21日、第14回アジア・ウィーク・ニューヨークで行われたクリスティーズのオークションで、北斎の「神奈川沖浪裏」が約3億6000万円で落札されました。北斎作品の中での過去最高額を記録しました。
版木が摩耗していない初期の摺りで、線がクリアなことが評価されたそうです。とはいえ、何百枚と出回る浮世絵版画としては破格です。
「神奈川沖浪裏」は、北斎の代表作「富嶽三十六景」のうち、富士山を背景に東京近海の荒波と船乗りを描いたもので、一番ポピュラーなものかと思います。
北斎が経済的に困窮していた1830〜32年に制作を開始し、19世紀半ばにヨーロッパへ版画が渡りました。
制作された版画の総数は不明で、現存している枚数も分かっていません。
来週発行される新千円札の裏面に描かれるのが、「神奈川沖浪裏」であり今年は何かと話題となっていますね。
「浮世絵」と聞いてまず思い浮かべる北斎の大波や赤富士は、厳密には「浮世絵版画」に分類されるものです。これは、北斎が描いた版画用の下絵をもとに、彫師・摺師と呼ばれる職人たちが木版画で制作したものです。版画なので同じ図柄を量産できるのです。
これに対して、絵師直筆の一点物を「肉筆浮世絵」と呼びます。
北斎は晩年「浮世絵版画」の仕事を離れ「肉筆浮世絵」の制作に専念します。版元からあれこれ口を出されることなく、自分が納得ゆくまで画技のすべてを詰め込める「肉筆浮世絵」の制作の方が、北斎の性には合っていたようです。
「肉筆浮世絵」の傑作は、長野県の小布施にあるのです。
前回紹介した岩松院の八方睨み鳳凰図の他、「北斎館」には、肉筆画60余点をはじめ、八方睨み鳳凰図の前に描かれた東町祭屋台と上町祭屋台の天井絵「龍」「鳳凰」と「男浪」「女浪」が展示されており、世界の至宝と言われています。
次回「画狂人葛飾北斎の美術館」に続く
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投稿を表示ティムちゃん‼️
おはようございます☔️
素晴らしい北斎の浮世絵版画
富嶽三十六景の「神奈川沖浪裏」は誰もが知っているよね😍昔、永谷園のお茶漬け海苔を買うとおまけに入っていたような、今もかな?
あ、歌川広重の東海道五拾三次でした💦
画狂人葛飾北斎美術館、案内をお願いしまーす🤲楽しみ😊😊
🐰🌊
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投稿を表示大胆な構図の「神奈川沖浪裏」は新千円札に使われるのですね。
今見てもモダン、世界的にも大人気の名作ですから、紙幣に印刷されたら外国の方にも喜ばれそうですね💵
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投稿を表示作品には その人成りが如術に現れると言われます
北斎の晩年の顔面にも 作品への情熱が現れているように思います
この機会に北斎について考えることができ、掲載に感謝です💕🎉
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投稿を表示👏👏👏🙏👍
言葉にならない感動と驚きを
有難うございます🙇♀️🙏
ところで…
ティムちゃんは…どちら派😅✨
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