瑞鳳殿
瑞鳳殿本殿を彩る鳳凰や飛天などの飾り彫刻には驚かされます。飛天の彫刻は一面に3体,四面で12体あります。中央の間の飛天は必ず釈迦の象徴である蓮の花を持ち、左右の間の飛天はそれぞれ違う物を持っており、極楽を飛翔しながら仏を賛美供養する様子が再現されております。鳳凰や四隅の柱上にいる獅子頭、中央の桟唐戸にある
涅槃門
涅槃門瑞鳳殿は70歳で生涯を閉じた伊達政宗の遺命により、その翌年ここ経ケ峯に造営された霊屋(おたまや)です。瑞鳳殿は、本殿、拝殿、御供所、涅槃門からなり、桃山文化の遺風を伝える豪華絢爛な廟建築として1931年、国宝に指定されましたが、1945年の戦争で全焼しました。現在の建物は焼失以前の瑞鳳殿を忠実に再建
ホトトギスの初音
ホトトギスの初音古くから人々に愛され歌に詠まれホトトギス。ホトトギスと読ませる漢字だけでも「杜鵑」「時鳥」「子規」「郭公」「不如帰」「杜魂」「蜀魂」と数種あります。古来、その年に初めて聞くホトトギスの鳴き声をとても縁起がいいものとして「ホトトギスの初音」といって珍重していました。枕草子ではホトトギスの初音を人より早
国宝 瑞巌寺(ずいがんじ)
国宝 瑞巌寺(ずいがんじ)瑞巌寺は正式名称を「松島青龍山瑞巌円福禅寺」といいます。禅宗の寺院です。少しややこしいのですが、もともとは、慈覚大師円仁によって開創された天台宗延福寺でしたが、鎌倉時代北条時頼が臨済宗建長寺派への改宗を行い、寺名も円福寺と改めました。その後、伊達政宗が領民の精神的拠り所とするため盛んに神社仏閣の造営