京を凌ぐ平泉の栄華 ③
京を凌ぐ平泉の栄華 ③秀衡が中立を保っていた頃、平家を滅ぼした源頼朝から牽制のような書状が送られてきます。秀衡は衝突を避けて対応します。頼朝は、奥州で絶大な力を持つ秀衡をかなり警戒していたようです。その後もたびたび圧力をかけてきます。前回お話した2度にわたる奥州の戦いに加担するものの手に入れられなかった源氏にとってはどう
京を凌ぐ平泉の栄華 ①
京を凌ぐ平泉の栄華 ①栄華の極みであった平泉。平安時代後期、京都には15万人、平泉に10万人という全国2位の規模を誇ったと言われています。現在の人口は6.600人ですが、昨年の来訪者は153万人となります。 平安時代中期、安倍頼時(阿部氏)という豪族が、岩手県の中央から県南にかけて勢力を広げていました。この力を恐れた朝廷
900年護り受け継がれてきたもの
900年護り受け継がれてきたもの中尊寺金色堂は1124年に藤原清衡(きよひら)によって建立されました。金色堂は国宝第一号の建造物であり、東北地方に現存する最古の建造物です。2024年は金色堂建立900年という節目の年にあたります。金色堂は平安時代の漆工芸、金属工芸、仏教彫刻の粋を凝縮した絢爛豪華なものであり、奥州藤原氏の描いた極楽
ゆかたで銀ぶら
ゆかたで銀ぶら「ゆかたで銀ぶら」は銀座界隈で夏の風物詩でもあるゆかたを着て涼を楽しむイベントで、2007年から始まり今年で18回目を迎えます。太鼓の合図とともに一斉に打ち水を行います。人気企画「銀座打ち水」や「盆踊り」などのイベントなど楽しい企画があります。鳩居堂では、匂袋をいただきましたまた、ゆかた(和装)だと
日常にチョコレートを
日常にチョコレートを銀座で高級チョコレート店を開業した先駆けである「ピエール マルコリーニ」ベルギー王室御用達の高級革製品ブランドを扱っていた(株)キャンディーが母体で誕生しました。「ベルギーに、将来展望のある若いショコラティエがいる」と駐日ベルギー王国大使に紹介されたのがきっかけです。その時ピエールマルコリーニの初め
法隆寺宝物館
法隆寺宝物館法隆寺宝物館は、東京国立博物館の敷地内にあります。明治11年に奈良の法隆寺から皇室に献納され、戦後になって国に移管されました。奈良正倉院の宝物と双璧をなすコレクションとして高い評価を受けているそうです。これだけ多くの宝物が現代まで受け継がれたのは、明治新政府の神道国教化政策により仏教排斥運動で、全国
前代未聞の魔法
前代未聞の魔法パリオリンピックの開会式を彩ったディオールは、この前代未聞のイベントで人々を魅了する建築的かつ夢のような世界を作り上げました。クリエイティブ ディレクターのマリア・グラツィア・キウリは、開催地パリに最大の魔法をかけました。この魔法を実現するために、モンテーニュ通り30番地のアトリエは数千時間を費やし
カルティエ展
カルティエ展カルティエ展を少し紹介いたします。左右対称の構造をなす表慶館をうまく活かして、建物右側ではメゾンカルティエを象徴するジュエリー作品や美術作品を、左側ではカルティエ現代美術財団が所蔵・展示してきたアーティストの作品を紹介しています。アーティストである澁谷翔さんがカルティエから依頼され制作した「日本五十
カルティエ 半世紀のあゆみ
カルティエ 半世紀のあゆみ東京国立博物館では、「カルティエと日本 半世紀のあゆみ 結 MUSUBI展 」を開催しています。カルティエが日本に最初のブティックを開いてから50年を記念し、メゾンと日本を結ぶさまざまなストーリーを紹介しています。展覧会名にある「結」は、カルティエと日本の間に長年にわたり育まれてきた絆を表すようで
サロン・ド・テ ロザージュ
サロン・ド・テ ロザージュ芦ノ湖畔にあるサロン・ド・テ ロザージュは小田急山のホテル直営のティーサロンです。「おいしい紅茶の店」として、日本紅茶協会に認定されているサロンです。ティーインストラクターがこだわり抜いた紅茶など、常時20種類以上と紅茶好きにはたまらない充実の品揃えです。開業30周年記念の開業初期のレシピをアレンジ